多様になってきた葬儀や供養

わたしが子供の頃、おばあちゃんの葬儀に出席したことがあります。ごく普通のお葬式で、町内会の班の人たちがみんな集まってくれて、昔ながらのお葬式を執り行いました。田舎というのは特に、お葬式のようなことは、決まったやり方でやらなければなりません。慣例にのっとって、お香典の額から祭壇の形やランクまで、ごく普通で無難なものを選んでしまいがちです。けれど、最近では供養の仕方は様々です。というのも、核家族が増えたり、ご近所付き合いが少なくなったりしているせいもありますし、お葬式などにあまりお金が使えないというせいもあるかもしれません。豪華な祭壇でたくさん人を呼ぶと、どうしてもお金がかかってしまいますが、火葬場に行ってお経を上げてもらうだけ、のような式なら簡素に済ませることができます。

何にせよ、故人の希望を優先するのが一番かと思います。最近では、自分はこんな式にしたい、というようなことを、生前に話し合う人も多いようです。思い出の品をこう飾って、音楽はこれを流してくれ、と演出をしておく人もいます。かと思えば、身内だけで会食をして済ませてほしい、という人もいるようです。遺族にとっても、弔い方はさまざまです。普通に火葬場に行って納骨する人もいれば、故人の希望によって散骨をする人もいるでしょうし、また、遺骨をカプセルに入れてペンダントにするという方法もあるそうです。これは、まだ若い方を亡くされたご遺族が好む方法だそうです。